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沖縄の御願の仕方に戻る
・ヒヌカン、旧暦1日・15日
・正月
・年頭の健康祈願
・ハチウクシー
・ヒヌカンの迎え日(サカンケー)
・ジュールクニチ祭
・2月の屋敷御願
・2月ウマチー
・春の彼岸
・浜下り(ハマウリ)
・清明祭(シーミー)
・四日節句(ユッカヌヒー)
・グングヮチグニチ
・5月ウマチー
・七夕(タナバタ)
・旧盆(ウンケー)
・旧盆(ナカビー)
・旧盆(ウークィ)
・8月の屋敷の御願・シバサシ
・十五夜(ジューグヤー)
・秋の彼岸
・菊酒(チクザキ)
・トゥンジー(冬至)
・ムーチー
・12月の屋敷御願
・ヒヌカンの昇天
ウグヮンブトゥチ(御願解き)
・トゥシヌユゥル(大晦日)
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海辺で身を清め、潮干狩りで楽しく過ごす女性たちの楽しい行事です。この日は、「サングヮチサンニチ」「サングヮチャー」
といって、女の節句ともいわれ、女性たちがごちそうを持ち寄り、潮干狩りや海遊びを楽しむ日です。
また、その日は昔から、砂浜を歩いたり手足を海水につけるだけで禊(みそぎ)ができるといわれています。
特に女の子の健康を願う日で、娘の健康と、家庭の健康と繁栄を祈ります。
浜下りをしたら、まず娘の額に塩水でウビナディ(額に3回塩水をつける)をし「健康にしてください、悪いものはすべて
押しのけてください」と祈り、娘に白砂を踏ませます。海に入って心身を清めるということは、3月3日でなくても行う
ことがあります。例えば、鳥が突然家の中に入ってきたような、いわゆる不吉な前兆があった時です。
気分を晴らすために浜辺を散歩するのも、そうした効果があるかもしれません。
【用意するもの】
・海の物、山の物が入っている重箱料理。(昆布巻き、豚のごぼう巻き、花イカ、うずらのゆで卵、魚のてんぷら、
赤飯のおむすびな どのご馳走、3月菓子(サーターアンダギーとともに沖縄の代表的な揚げ菓子)、よもぎ餅
などを詰めます)。
・特に娘が生まれて初めて迎える3月3日には、「ハチウジュウ」(初御重)といって、色鮮やかなウジュウを作って、
仏壇にお供えします。
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参考文献
・沖縄暮らしのしきたり読本
・御願ハンドブック |