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沖縄の御願の仕方に戻る
・ヒヌカン、旧暦1日・15日
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・年頭の健康祈願
・ハチウクシー
・ヒヌカンの迎え日(サカンケー)
・ジュールクニチ祭
・2月の屋敷御願
・2月ウマチー
・春の彼岸
・浜下り(ハマウリ)
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・旧盆(ウンケー)
・旧盆(ナカビー)
・旧盆(ウークィ)
・8月の屋敷の御願・シバサシ
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・秋の彼岸
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・トゥンジー(冬至)
・ムーチー
・12月の屋敷御願
・ヒヌカンの昇天
ウグヮンブトゥチ(御願解き)
・トゥシヌユゥル(大晦日)
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ヒヌカンの昇天(ウグヮンブトゥチ) |
旧暦12月24日 |
旧暦1月4日に天から各屋敷の竈(かまど)に降りてきたヒヌカン(火の神様)は、旧暦12月24日に昇天します。
天上でヒヌカンは、屋敷内での1年間の出来事を玉皇大帝(ぎょっこうたいてい)に報告するそうです。ヒヌカンを
心地よく送り出すため、この日ヒヌカンや各屋敷を清め、1年の無事を感謝します。
【用意するもの】
・線香12本3本(15本線香)を3組。
・線香3本を7組
・ウブク(お供えのご飯)3つ
・クバンチン(白紙)3枚1組を3組
・ビンシーセット(お酒、水、お米(水で7回洗った米と、洗ってない米)、塩、ウチャヌク(3つ重ねた餅)、バナナ、リンゴ、ミカン)
【事前準備】
・ヒヌカンのまわりはきれいに掃除しましょう。
・香炉の灰がいっぱいになっている場合は御願の前に、灰を分けます。(やり方は本などで調べましょう)。
【御願の手順】
@香炉の前にクバンチンを1組ずつ3つ並べ、その上にウブクを1つずつお供えする。
Aビンシーセットをヒヌカンの前に置く。
B15本線香に火をつけ、香炉に立てながらグイスを唱え始める。
Cグイスを唱えながら3本線香に火をつけ、香炉の左端から右に向け7組をそれぞれ立てていく。(お迎えとは逆)
(香炉が小さい場合はアルミホイルを敷いて石を置き火をつけた線香を左から順に置いてやるところもあります)
D3本線香を1組ずつ立てながら、今年の感謝をひとつずつ口にしていく。
Eグイスが終わったら、ビンシーから米、洗い米、塩をひとつまみずつ、ヒヌカンのそれぞれの器に入れる。
F次いで、ビンシーの酒と水をヒヌカンのそれぞれの器に少しずつ入れる。
【その他】
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【御願のグイス(拝みの言葉)例
サリ アートートー、ウートートー
今年1年、健康でまわりとの和を持って過ごさせていただき、ありがとうございます。
おかげさまでよい日々を送ることができました。
年末にあたり、今年1年にあげました祈願を下ろし、まっさらにしてください。
他人からの口災いもはずしてくださいますよう、お願いいたします。
何分未熟なものですから不足があったことと思いますが、不足は火の神様で補っていただけますよう。
天には良いことをご報告ください。
清らかな水、黄金のような塩、尊い酒、輝く米などをお供えいたし、今年の感謝をいたします。
これから天の7段の橋をおかけします。(3本の線香を1組ずつ立てながら、今年の感謝をひとつずつ口にする)
新しい年にもたくさんの喜びごと、知恵の徳、お金、人徳を持ってお帰りになりますよう。
サリ アートートー、ウートートー
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参考文献
・沖縄暮らしのしきたり読本
・御願ハンドブック |