沖縄

 沖縄の歴史

沖縄の政治改革

沖縄の歴史(3)
新しい政治改革
薩摩の進入によって社会的な混乱が起き、

敗戦に打ちひしがれた約半世紀、琉球は経済的にも精神的にも疲れ希望を失った苦しい時代であった。

そういう苦しく混乱した状況下で国のたてなおしに尽力した2人の沖縄の政治家がいる。

その1人は尚象賢羽地按司朝秀、そしてもう1人は蔡温具志頭親方。

羽地朝秀は、薩摩支配を素直に認め、新しい時代にあった国づくりをすすめた。


朝秀は、沖縄最初の歴史書である「中山世鑑」に、日琉同祖論をとなえ、
沖縄人と日本人の祖先は同じと説き、日本文化を奨励した。

1666年摂生になると、彼は強い実行力で、諸制度の改革に努めそして国民に質素倹約を奨励、更に農業に力を入れ国の財政をたてなおし沖縄の人々に自信と希望を与えたといわれている。

羽地朝秀とならんで偉大な政治家、蔡温は久米村の出身で27歳のとき、中国に留学し、尚敬の教育係にもなった学者だ。

1728年、三司官の1人となり経済生活の安定を柱とし、農務帳を公布し地方役人と農民に、農耕上守るべき条項と実施方法を示すなど国のたてなおしを図った。

 蔡温はまた、薩摩支配下での政治のあり方を示した「独物語」や、あらゆる人々の生き方を説いた「御教条」など、数多くの書物も残している。

 こうした建て直しが功を奏し、尚敬時代を中心とする琉球文化はかつてないほどの高揚期を迎える。

現在、沖縄の伝統文化として伝えられているものの原形は、この時期に培われたものが多いようだ。



琉球関係古書
「中山世鑑」羽地朝秀著 1650年に書かれた最初の琉球の歴史書

「中山世譜」琉球の歴史書の一つ。2種類ある。
(蔡鐸本)首里王府編纂の王家の系譜である。
(蔡温本)先に蔡鐸が「中山世鑑」を漢訳補訂した「中山世譜」を
蔡温がさらに改修した史書。


「球陽」実録風に編集された編年体の琉球の正史。正巻22巻と附巻4巻からなり外巻に「遺老説伝」がある。

「遺老説伝」王府時代に編纂された説話集。遺老説伝とは、遺老( 古老)により語り継がれた話の意味。


「琉球国由来記」琉球国の地誌。全21巻。首里王府編。
「琉球国旧記」


「歴代宝案」琉球王府の外交文書および文案を集成したもの。
1424年までの440年にわたる中国を中心とした朝鮮、南方諸国との往復文書が収録される。

「冊封使録」冊封使がその冊封の顛末を記して皇帝に報告したもの。

「中山伝信録」徐葆光著 1721年刊。19年に“尚敬王”の冊封副使
して来島したときの使録。


「六諭衍義」中国の教訓書。皇帝の勅諭の「六論」を庶民に教えるための解説書である。

「混効験集」琉球方言の辞書。(乾坤)2巻。首里王府編。
「おもろ」奄美、沖縄諸島に伝わる古歌謡。ほぼ12世紀から17世紀ごろにわたって謡われたと考えられています。これを首里王府で採録し冊としたのが「おもろさうし」で、沖縄最古の歌謡集である。

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 1琉球王国の形成
 2.薩摩の琉球侵入
 3.新しい政治改革
 4.琉球処分・沖縄戦






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