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ウグヮンブトゥチ(御願解き)
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清明とは二四節季の一つで、新暦の四月五日頃の「清明入り」から、その後の二週間の間で行われる、中国から
伝来した祖先供養の行事で(門中清明)ムンチューシーミーを行う。
同族集団の一門が宗家(ムートゥヤー)の墓に集まり祖霊を供養し、門中のつながりを深める。各家から供え物の食べ物
を持参し、分けて食べる。家族ぐるみの参加なので、行楽的な雰囲気がある。
「清明」の言葉通り、清く明るい季節を迎え、木々が芽吹き、植物が活動を開始する頃に行われます。
土地の神様にお礼すると同時に、ウヤファーフジの祖先供養を行い、親戚一同が顔を合わせて仲良く歓談する
大切な行事です。
直接お墓に出向くことで、お墓を大切にする気持ちが強くなり、祖先を身近に感じることができる日でもあります。
「先祖が祀られているところで、子孫が仲睦まじくにぎやかに過ごすことは、祖先孝行になる」とのこと。
大事なことは、大切な祖先を祀らせていただいている、その墓の土地の神様に感謝することです。
【用意するもの】
・ビンシー
・果物
・線香十二本(二組)三本(人数分)
・重箱料理、ウチャワキ(カマボコ、昆布、魚のテンプラなどを奇数皿に盛ったもの) 二重
・餅重(奇数の餅 二重)
・お菓子(まんじゅうなど奇数個)
・水、お茶、花
・ウチカビ(あの世のお金)
【御願の手順】
はじめにその家の御願を主に行う人が、墓の左(墓に向かって右)の土地の神に線香十二本をささげ、ウチカビを燃やし
「私どものご先祖さまをこの地で安らかに眠らせていただきありがとうございます。これからも、この地で先祖が成仏
できますようにお願いいたします」というようなことを祈ります。
それからお墓に線香十二本をあげ、参加者が各自三本をあげます。その後、直系の子孫の代表(男子)から順に
ウチカビを焼きます。燃やした後に、ご馳走を皆でいただき、歓談します。
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参考文献
・沖縄暮らしのしきたり読本
・御願ハンドブック |
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