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沖縄の御願の仕方に戻る
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・ヒヌカンの昇天
ウグヮンブトゥチ(御願解き)
・トゥシヌユゥル(大晦日)
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祖先をグソー(あの世)からお迎えする日です。お迎えするのは夕方ですが、午前中に、部屋や仏壇の掃除を
済ませておきます。
香炉の灰も燃えカスが残っている場合は取り除き、きれいにします。花や提灯など仏壇の飾りつけをします。
【お供え物】
・お花、お茶、お酒、ロウソク、線香、ウチカビ、
果物(すいか、バナナ、みかん、リンゴなど) すいかは、他の果物とは離して上段に置きます。他の果物は
三方に盛り、両脇に置きます。
・提灯
・さとうきび(グーサンウージ)・・・グーサンとは杖のこと。これはグソーに帰る時にご先祖が転ばないためです。
・しょうが(葉付きのもの) 果物の頂点に飾る。においがきついことから邪気を追い払うとされ、ご先祖と一緒に
入ってきた無縁仏や餓鬼を払うといわれています。
・ガンシナ・・・荷を頭に載せて運ぶときなどに使用する、ワラなどを輪の形にした敷物。供え物のすいかやパイナップル
の安定のために使用します。またウヤファーフジのおみやげの運搬用に小さなガンシナを三つたばねたものを供える
ところもあります。
・ミンヌク・・・小さく四角くに切った田芋やかまぼこを別の器に盛り、仏壇の下に置きます。これは餓鬼や無縁仏用だと
されています。
・ボール・・・仏壇の下の片隅には水を張ったボールを置く場合もあります。これは、霊の歓迎の意味と慰労の意味を
込めた足洗い用の水だそうです。
※ミンヌクやボールは、地域によって、仏壇の下に供えるところと、玄関に供えるところがあるようです。
【ウンケーの供え物】
・13日の夕食は、ウンケージューシー(沖縄風炊き込みご飯)ときゅうりや大根のナマシグヮー(酢の物)をつくりお
供えします。
仏壇に供える際は、ソーロー箸と一緒に供えます。ソーロー箸は、精霊が使うといわれる箸でメドハギで作ったものです。
お盆の間は生きている人と同じように仏壇にも三度の食事をだします。その度に必ず線香を立てます。
片付けるときにも同じように線香を立ててから下げます。
【ウンケーの手順】
・夕刻までにお供え物の準備を済ませ、外灯があれば点けて明るくします。
1.家の主と家族は、門前や玄関でローソクを灯し、家主が線香12本3本(15本)をつけて、みんなで外に向かって
手を合わせて、次 のような手順でお迎えします。
2.家の主が「住所と姓」を言い、「今日は、○○年の8月13日、旧の盆の入りです。○○家のご先祖様を、この門から
お迎えいたしま すので、どうぞおいでください」とご先祖様を迎えます。
3.供えている線香を持って家の中に入り仏壇の香炉に立てます。(線香は、玄関や門に置く場合もありますが、
その煙を追って無縁者が入ってくるとも考えられるので、なるべくは先祖を線香にのせたつもりで、香炉に
おつれしたほうがいいようです)
これで、お仏壇に3日間、ご先祖様たちが滞在することになります。
【その他】
盆の間も正月同様に、親戚の家にお中元をもってあいさつに廻ります。地域によっても異なりますが、他家への線香は、
3本が基本です。
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参考文献
・沖縄暮らしのしきたり読本
・御願ハンドブック |
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