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旧盆・ウークイ(精霊送り) 御願の仕方 |
旧暦・7月15日 |
お盆にいらしていたご先祖様があの世に戻る日です。
ウ―クイが夜遅くに行われることが多いのは、あまり早い時間に送り出すと、ご先祖は淋しい思いをするのでないかと
いう思いからです。
【お供え物】
・ この日も、三度の食事を出しますが(内容は中日と同じような感じ)。夕食は、重箱料理や大皿に豚肉、かまぼこ、
てんぷら、カステラかまぼこ、こんにゃく、昆布、ごぼう、餅などをお供えします。
【先祖を見送るウ―クイの手順】
1.本家筋(長男)から順に、親族それぞれが線香(3本)を立てる。
2.全員で合掌し
「今年の盆も終わりです。子や孫らと楽しくすごしていただいてありがとうございました。あの世に
お帰りになりましても、どうぞ、この○○家の家や子や孫をお守り下さい。お土産にごちそうやウチカビを準備しましので
一緒にお持ち帰り下さい。極楽へお送りいたします。また、来年おいで下さい」
と祈った後、本家筋(長男)から順に、仏壇の前でウチカビを燃やし(ウチカビ焼き器セットを使用)
その上に、重箱の料理、てんぷらやコンニャクなどを少しずつちぎって置き、仏壇の酒や水、お茶を注ぎます。
3.先祖に持たせるお土産を作る。
クワズイモの葉を2〜3枚重ね、その上にウチカビ焼き器の燃え残ったもの、仏壇の香炉の灰の中の燃え残った
線香、花、ソーロー箸、ガンシナ―(ワラなどを輪の形にした敷物)などお盆用に仏壇に供えたものをのせて包む。
(包んだ物をボールに入れてもよいようです)
4.これら、「みやげもの」を持って門前に移動し、「また、来年おいで下さい」と手を合わせて見送り、「おみやげもの」
は門前に置いておきます。
5.仏壇の飾りものはすみやかに片付け、果物、提灯も下ろします。仏壇には、新しくウチャトウし花器には花ではなく
チャーギーなどの葉を活けます。
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参考文献
・沖縄暮らしのしきたり読本
・御願ハンドブック |
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